QRコード決済シェアNo.1の「PayPay」で、この夏大きなニュースが発表されました。
今までQRコード決済時は、残高をチャージして支払う方法や、連携したクレジットカードで支払う方法があり、ユーザーで選択可能でした。
しかし、2023年8月から支払い方法が変更となります。他社クレジットカードでの支払い停止日は、2025年1月へ延期されました。
この変更は改悪となるのか?変更後の選択肢はあるか?見ていきます。
変更内容
クレジットカード支払いの停止
2023年8月2025年1月の支払いから、PayPayカード以外では、クレジットカード支払いが不可能になってしまいます。(クレジットカード登録は2023年7月初旬で終了 登録停止日も延期中)
PayPayでの支払い方法一覧はこちら。
PayPay支払い方法の対応可否 | 変更前 | 変更後 |
クレジットカード(PayPayカード以外)支払い | 〇 | × |
残高支払い | 〇 | 〇 |
クレジット(旧”あと払い”) | 〇 | 〇 |
「クレジットカード(PayPayカード以外)支払い」では、自分の好きなクレジットカードを利用し、そのクレジットカードのポイントを貯めることができましたが、変更後は不可能になります。
PayPayカードよりも高還元のクレジットカードを利用していた場合は、還元率が下がることになり、デメリットです。
高還元のクレジットカードを今後も利用するためには、PayPay以外で支払う必要がありますね。(PayPayのみ対応のお店は無理ですが…)
変更後の対応
変更後の支払方法
「残高払い」または「クレジット(旧あと払い)」
変更後の支払方法は、「残高払い」または「クレジット(旧あと払い)」の2つです。
PayPay支払い方法 | 還元率 | 入会審査 |
残高支払い | 0.5% (PayPayステップ達成で最大1%) | 不要 |
クレジット(旧あと払い) | 1% (PayPayステップ達成で最大1.5%) | 必要 (同時にPayPayカードが発行される) |
「残高払い」は審査が不要ですが、還元率が低いことと、事前にチャージ必要なことがデメリットです。
「クレジット(旧あと払い)」は審査が必要ですが、事前にチャージ不要なため、こちらがよいでしょう。基本の還元率も1%還元と悪くないレベルだと思います。しかし、クレジットカードが限定されることはデメリットです。
「PayPayカード」
「クレジット(旧あと払い)」を申し込むと、PayPayカード(クレジットカード)が同時に発行されます。
また、申込の途中画面で「プラスチック製カード」を発行するか選択可能です。
PayPayアプリ画面より
PayPay以外でもPayPayカードを利用したい場合は、プラスチック製カードありで申し込むと、通常のクレジットカードも発行されます。
PayPayカードを利用しない場合は、プラスチック製カードなしで申し込むとよいでしょう。
気になるPayPayカードの還元率は、PayPayでも、PayPay以外でカード決済した場合でも同じです。
変更後のポイント還元率「PayPayステップ」
PayPayの還元率は、「PayPayステップ」の条件を達成すると、翌月の還元率が上がります。
ただし、かなり難しい条件です。還元率アップはあきらめて、基本の還元率で利用する方がよいでしょう。
ちなみに「PayPayステップ」達成条件は、次の2条件両方をクリアすることです。
- PayPay、またはPayPayカードで、1ヶ月間で300円以上を30回支払い
- PayPay、またはPayPayカードで、1ヶ月間で10万円以上支払い
特に1つ目の条件は、かなり無理な条件だと思います。
例えば、1ヶ月のうち平日の20日間、毎日コンビニでお弁当を買っている場合でも、休日も毎日購入するとは限らないでしょう。条件達成のために無駄な買い物をしてしまっては本末転倒です。
2つ目の条件は、PayPayカードをメイン使いする場合は可能そうです。
まとめ
「PayPay」での2023年8月からの大きな変更点として、PayPayカード以外でのクレジットカード支払いが不可能になることが分かりました。
変更後の対応としては、今まで利用していたクレジットカードの還元率と、PayPayの還元率を比較して方針を決める必要がありますね。
- PayPayのみ対応のお店:「クレジット(旧あと払い)を申込み、還元率1%で利用」
- PayPay以外も対応のお店:「今までのクレジットカードを利用」または「PayPayカードを還元率1%で利用」
PayPayとしてはグループ内のPayPayカードを利用促進するための変更と推測されますが、ユーザーにとって選択肢が減る”改悪”だと思います。新しくPayPayカードを作り、複数カードを管理するデメリットが生まれてしまいますね。
今後も、自分のライフスタイル・消費スタイルに合わせて、お得なサービスを活用していきたいですね。
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