総合金融サービスOliveに弱点はあるか?三井住友銀行のメリット・デメリットを徹底解説

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銀行

3大メガバンクの一角を担う、三井住友銀行から、銀行・クレジットカードを連携させた新しい総合金融サービスOliveが開始されました。

Oliveアカウントでは、1つのアカウントで銀行とクレジットカードをシームレスに使うことができますが、果たしてどのようなメリット・デメリットがあるのか?

今回はOliveの銀行の面として、三井住友銀行のメリットとデメリットを解説します。

口座の種類

三井住友銀行の口座は大きく分けて2種類ありますが、今回はWEBやアプリで口座開設可能な「Oliveアカウント」を見ていきます。

口座の種類普通預金カード手数料無料 特典WEB口座開設
Oliveアカウント一体型カード
(キャッシュカード
+デビット+クレジット
+ポイントカード)
ATM手数料:特典あり
振込手数料:特典あり
通常の預金口座
(SMBCポイントパック)
キャッシュカードATM手数料:特典あり
振込手数料:特典なし
×

ATM

銀行で最も気になるポイントの1つがATM。日常で利用可能なATMの多さと、利用料は重要なポイントですね。

利用可能なATM

三井住友銀行では、三菱UFJ銀行とATMを連携しています。三井住友銀行のキャッシュカードで利用できるATMはこちらです。

ATMの種類利用利用手数料
三井住友銀行ATM無料(Oliveアカウント特典)
三菱UFJ銀行ATM(店舗外※1)無料(Oliveアカウント特典)
みずほ銀行ATM×
ゆうちょ銀行ATM
セブン銀行ATM(セブンイレブン等)毎月25,26日の平日日中は無料(※2)
ローソン銀行ATM毎月25,26日の平日日中は無料(※2)
イーネットATM(ファミリーマート等)毎月25,26日の平日日中は無料(※2)
イオン銀行ATM(イオン・ミニストップ等)×
ビューアルッテ(JR東日本の駅) ※入金は不可
その他の地方銀行、信用組合など×
※1:三菱UFJ銀行の店舗”内”のATMは対象外
※2:25日が土日祝日の場合はその前の平日、26日が土日祝日の場合はその後の平日が対象

メガバンク・ゆうちょ銀行ATM

三井住友銀行、三菱UFJ銀行(店舗外)のATMは「Oliveアカウント」の特典で24時間365日手数料無料です。(特典がない場合は、平日日中(8:45-18:00)と、平日25,26日の終日のみ無料)

都心部であれば、三井住友銀行、三菱UFJ銀行(店舗外)のATMがない場所はないと思いますので、不自由はないでしょう。

ゆうちょ銀行ATMも利用可能ですが、手数料無料の特典はありません。

コンビニATM

大手コンビニ3社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)のATMにも対応しています。

手数料は、平日25,26日の日中であれば手数料無料です。給料日の場合が多いと思いますので、この日に利用しておきたいですが、日にちが限られてしまうのはデメリットですね。

コンビニATMの手数料は「Oliveアカウント」や「SMBCポイントパック」の条件よって無料回数があります。

ATM手数料

気になるATM手数料。手数料の無料回数は「Oliveアカウント」や「SMBCポイントバック」の条件で決まります。

開設口座銀行ATM(※1) 手数料コンビニATM(※2) 手数料
Oliveアカウント時間外・休日も何回でも無料特典選択で月1回無料
SMBCポイントパック時間外・休日も何回でも無料利用条件で月0回~3回無料
※1:銀行ATMは、三井住友銀行と三菱UFJ銀行(店舗外)のATM
※2:コンビニATMは、セブン銀行、ローソン銀行、イーネットのATM

三井住友銀行と三菱UFJ銀行(店舗外)のATMが、24時間365日手数料無料で利用できるメリットは、先ほど説明した通りです。

一方でコンビニATMの無料回数は、特典選択で月1回ですが、都心部以外ではコンビニATMの利用がほとんどでしょう。月1回では足りないと思いますので、大きなデメリットでしょう。

しかも、この「コンビニATM手数料無料特典」を選択すると、Oliveアカウントの他の特典は選択できません。「給与受取でポイント」等、お得なOliveアカウント特典を選択できないのもデメリットです。

振込手数料

SMBCダイレクト(ネットバンキング)を利用した、振込手数料はこちらです。

振込先振込手数料
三井住友銀行宛無料
他行宛(通常の振込)月3回まで無料(Oliveアカウント特典) ※1
他行宛(定額自動送金)何回でも無料(Oliveアカウント特典)
※1:2023年5月現在、Oliveリリース特典で回数制限なく無料

Oliveアカウント特典で、他行宛の振込手数料

通常の振込手数料が月3回まで無料なのは嬉しいポイントです。

また、毎月設定した日に自動で振込をしてくれる、定額自動送金が何回でも無料なのは、大きなメリットですね。

例えば、毎月のコンビニATMから引出したい金額を、コンビニATMに有利なネット銀行など、サブの銀行に定額自動送金しておけば、三井住友銀行でのコンビニATMの弱点をカバーできそうです。

金利

普通預金

普通預金の金利はこちらです。

  • 普通預金 金利…0.001% (年利・税引前)

一般的な水準です。金利についてはネット銀行の方がよいでしょう。

定期預金

定期預金の金利はこちらです。

  • 定期預金 金利…0.002% (期間、金額問わず一律。年利・税引前)

一般的な水準です。まとまったお金があれば、より金利の高いネット銀行の定期預金に預けておきたいですね。

キャッシュカード

Oliveフレキシブルペイ(一体型カード)

Oliveでは、フレキシブルペイという、「キャッシュカード+デビットカード+クレジットカード+ポイントカード」の機能を持つ一体型カードが発行されます。

クレジット及びデビットカードの特典の異なる、一般カード、ゴールドカード、プラチナプリファードの3種類があります。

画像は三井住友銀行HPより

Oliveのクレジットカードの引落口座に設定できるのは、三井住友銀行のみです。

これらのクレジットカードの詳細は、こちらの記事で解説しています(別ウィンドウで開きます)

Oliveアカウント 選べる特典

Oliveアカウントでの「選べる特典」として、毎月特典をどれか1つ選べます。

選べる特典獲得ポイント、特典
給与、年金受取毎月 200ポイント
ご利用特典(残高1万円以上あり)毎月 100ポイント
Vポイントアッププログラム指定のコンビニ・飲食店でのクレジット・デビットカード還元率が1%UP
コンビニATM手数料無料月1回無料

コンビニATMを利用する可能性があるのであれば、コンビニATM手数料無料特典を選択するのがよいでしょう。

一方で、三井住友銀行でコンビニATMを利用しないと割り切れれば、「給与、年金受取」で毎月200ポイント=年間2,400ポイント獲得を目指すとお得ですね。

他のネット銀行での「給与、年金受取」では毎月数十ポイントが多い中、三井住友銀行では毎月200ポイントと、10倍程度多いポイントを獲得できるのはメリットです。

貯まった「Vポイント」は銀行アプリ等で、1ポイント=1円相当として使えます。

証券口座との連携

SBI証券

三井住友銀行は、SBI証券と連携しています。

三井住友銀行アプリから、SBI証券の残高確認や投資ができます。

また、SBI証券の利用状況に応じて、指定のコンビニ・飲食店でのOliveのクレジット・デビットカード還元率がUPします。

まとめ

三井住友銀行からリリースされた、銀行とクレジットカードが融合した、新しい総合金融サービスOlive。今回はOliveの銀行の面として、三井住友銀行を見てみました。

三井住友銀行では都心部でのATMは利便性が高いものの、コンビニATMでは大きなデメリットがありました。

解決策としては、Oliveアカウント特典である、振込や定額自動送金を活用して、コンビニATMに有利なサブ銀行を使う必要がありそうです。

Oliveのクレジットカードでは多くのOlive特典があるので、クレジットカードを活用するための口座として利用するのが最もお得に使えるでしょう。

  • 三井住友銀行と三菱UFJ銀行(店舗外)のATMは、24時間365日手数料 ただしATMがあるのは都心部のみ
  • コンビニATMは、特典選択によって1回までしか無料にならない
  • 他行振込や定額自動送金はメリット多し。コンビニATMに有利なサブ銀行への振込に便利そう。
  • Oliveのクレジットカードは別途特典あり

Oliveのクレジットカードを活用するための口座として、三井住友銀行をスマートに利用していきたいですね。

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