日常の買い物で利用するイオンで一度は必ず見たことのある、イオン銀行。
日常生活に身近な存在のイオン銀行を徹底解説すると、日常生活での使いやすさや、預金金利の高さが大きなメリットであることが分かりました。
今回はイオン銀行のメリット・デメリットをまとめていきます。

ATM
銀行で最も気になるポイントの1つがATM。日常で利用可能なATMの多さと、利用料は重要なポイントですね。
利用可能なATM
イオン銀行キャッシュカードで利用できるATMはこちらです。
ATMの種類 | 利用 | 利用手数料 |
イオン銀行ATM(イオン・ミニストップ等) | 〇 | 24時間365日無料 |
ゆうちょ銀行ATM | 〇 | 平日土曜 日中のみ無料 |
三菱UFJ銀行ATM | 〇 | 平日 日中のみ無料 |
三井住友銀行ATM | 〇 | – |
みずほ銀行ATM | 〇 | 平日 日中のみ無料 |
セブン銀行ATM(セブンイレブン、イトーヨーカドー等) | × | – |
ローソン銀行ATM | 〇 | – |
イーネットATM(ファミリーマート等) | 〇 | – |
ビューアルッテ(JR東日本の駅) | 〇※入金は不可 | – |
その他の地方銀行、信用組合など | 銀行による | – |
イオン銀行ATM
日常の買い物で利用するイオンの中にあるイオン銀行ATMでは、ATM手数料が24時間365日無料なのはうれしいポイントですね。イオン銀行ATMは、イオンモール・イオン・ミニストップなど、全国に6000台以上あります。
メガバンク・ゆうちょ銀行ATM
ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行といった、提携銀行ATMでも平日日中は手数料無料なのも、貴重なメリットです。
イオン銀行と提携銀行を利用すれば、大抵のATM利用は手数料無料で済みそうですね。
コンビニATM
コンビニATMでは、ミニストップにあるイオン銀行ATMでは手数料が24時間365日無料です。
しかし、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートに比べて、ミニストップは店舗数が少ないのがデメリットですね。
セブンイレブン等にあるセブン銀行ATMが利用できないものデメリット。「イオングループ」vs「セブン&アイ」の構図が、ATMからでも見てとれますね(笑)
ATM手数料
気になるATM手数料。24時間365日無料のイオン銀行と、平日日中は手数料無料の提携ATM以外の、ATM手数料の無料回数はこちらです。
- イオン銀行ATM…24時間365日無料
- ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行のATM…平日日中は手数料無料
- その他…「Myステージ」による
「Myステージ」 | ATM手数料 無料回数 |
プラチナ | 月 5回 |
ゴールド | 月 3回 |
シルバー | 月 2回 |
ブロンズ | 月 1回 |
プラチナステージの月5回であれば、週に1回以上利用できるので安心ですが、
ゴールドステージ以下は月1~3回と、週に1回未満なので少なく感じますね。メインのATM利用は、イオン銀行や提携銀行での無料条件内で利用する必要がありますね。
「Myステージ」の判定基準は、このあと説明します。
振込手数料
イオン銀行では24時間365日手数料無料です。
- イオン銀行宛…無料
- 他行宛…「Myステージ」による
「Myステージ」 | 振込手数料 無料回数 |
プラチナ | 月 5回 |
ゴールド | 月 3回 |
シルバー | 月 1回 |
ブロンズ | 月 0回 |
こちらもATM利用料と同様に、回数は少ない印象です。
プラチナステージの月5回であれば、週に1回以上利用できるので安心ですが、
ゴールドステージ以下は月0~3回と、少なく感じますね。
特にブロンズステージは無料回数が月0回なのはデメリットです。
「Myステージ」の判定基準は、このあと説明します。
金利
普通預金
普通預金の金利はこちらです。「Myステージ」によって異なります。
「Myステージ」 | 普通預金 金利 |
プラチナ | 0.10% |
ゴールド | 0.05% |
シルバー | 0.03% |
ブロンズ | 0.01% |
プラチナステージの金利は、ネット銀行でも最高水準です!
メガバンク等の一般的な銀行が年0.001%であるのに比べると、金利は100倍!!
2023年4月時点の個人向け3年固定国債が金利0.05%ですので、「国債よりも金利が高い」状態と考えれば、異常事態とも言える破格のメリットです。
最も低いブロンズステージでも、一般的な銀行の10倍ですので、十分にメリットがあります。
定期預金
普通預金の金利が高いということは、定期預金はさらに高いのでは?という想像をしてしまいます。
定期預金の金利はこちらです。
- 定期預金 金利…0.01% (期間、金額問わず一律)
なんと、普通預金の金利より低いです。期間(1ヶ月~5年)、預金金額問わず一律です。
イオン銀行ではまとまったお金があっても、普通預金に入れておくのがベストですね。
キャッシュカード
キャッシュカードの種類
イオン銀行のキャッシュカードは、大きく分けてこの2種類です。
口座開設時にどちらのカードで開設するか、選ぶことができます。
- 「イオンカードセレクト」…キャッシュカード+クレジットカード+電子マネーWAON
- 「イオン銀行キャッシュ+デビット」…キャッシュカード+デビットカード
オススメは、「イオンカードセレクト」です。
クレジットカードとの連携 (イオンカードセレクト)
「イオンカードセレクト」の最大のメリットは、所有するだけでステージ判定で有利になること。ステージ判定についてはこのあと説明します。
イオンカードセレクトは、他の「イオン」のクレジットカードと同様に、クレジット機能としてもメリットが多いです。
注意点ですが、イオンカードセレクトのクレジット機能は、引落可能口座がイオン銀行のみです。ほかの銀行と組合わせて利用することはできませんので、要注意です。
ステージ判定の条件
イオン銀行では「Myステージ」によって、ATM利用手数料、振込手数料、普通預金の金利が決まります。
「Myステージ」の判定条件はこちらです。
条件 | スコア | 難易度 |
イオンカードセレクト保有 | 40点 | ◎ 保有していればOK |
イオンカード(クレジットorデビッド)の利用 | 利用額によって10~100点 | 〇 例:月4万円以上で30点、8万円以上で50点 |
WAON利用 | 利用額によって10~100点 | 〇 例:月1円以上で10点、1万円以上で20点 |
WAONオートチャージ利用 | 10点 | 〇 1回でもオートチャージされればOK |
給与または年金の受取 | 30点 | 〇 |
積立式定期預金の利用 | 10点 | × 普通預金の方が金利高いのでオススメしない |
投資信託 積立利用 | 30点 | × 現時点(マネックス証券との提携前)では投信銘柄数少ないのでオススメしない |
投資信託 月末残高 | 残高によって10~100点 | × 現時点(マネックス証券との提携前)では投信銘柄数少ないのでオススメしない |
外貨預金 積立利用 | 30点 | × 外貨預金手数料が片道0.25円と高いのでオススメしない |
外貨預金 月末残高 | 残高によって10~100点 | × 外貨預金手数料が片道0.25円と高いのでオススメしない |
iDeCo利用 | 30点 | △ iDeCo利用者のみ |
住宅ローンまたはカードローンの利用 | 30点 | △ ローン利用者のみ |
ボーナススコア(投信積立・外貨預金・iDeCoのうち2つ利用) | 10点 | × ハードル高い |
毎月のスコアによって、翌々月の「Myステージ」が決まります。
「Myステージ」 | 必要なスコア |
プラチナ | 150点 |
ゴールド | 100点 |
シルバー | 50点 |
ブロンズ | 20点 |
スコアを多く獲得できるのは、イオンカードのクレジット機能やWAONの利用額が多い人や、イオン銀行で投資関連サービスを利用している人ですね。
例えば、プラチナステージになるにはこちらのスコアが必要です。
- 「イオンカードセレクト保有」40点+「イオンカード月8万円以上利用」50点+「WAON月1万円以上利用」20点+「WAONオートチャージ」10点+「給与受取」30点=150点
いかがでしょうか?日頃から、イオンカードのクレジット機能やWAONといったイオンのサービスをたくさん利用している方であれば、プラチナも可能だと思います。
逆に、イオンカードのクレジット機能をあまり利用していない方は、なかなか難しいですね。
こちらのように、シルバーステージは誰でも到達可能だと思います。
- 「イオンカードセレクト保有」40点+「イオンカード月1円以上利用」10点=50点
ポイント還元
イオンカードセレクト所有者との提携で、電子マネーWAONポイントがたまります。
還元対象 | 獲得ポイント |
給与受取 | 毎月 10ポイント |
口座振替 (電気・通信等の公共料金) | 1件 5ポイント |
証券口座との連携
現在(イオン銀行での投信)
投資信託ファンド数は300銘柄以上です。数だけ聞くと多いように感じますが、低コスト・全世界への分散投資で有名な「オルカン」などはありません。
全世界株式や米国S&P500連動ファンドもありますが、信託報酬は0.2%以上ですので、「オルカン」の2倍以上の手数料です。
イオン銀行の投資信託は、あまり充実していないですね。
今後(マネックス証券との提携)
2024年1月より、イオン銀行から、マネックス証券の投資信託が購入できるようになります。
今後はイオン銀行経由でもマネックス証券で、業界最高水準の条件で投資信託が可能になりそうです。
まとめ
イオンで一度は必ず見たことのある、身近な存在のイオン銀行を徹底解説しました。
身近なATMでの日常生活での使いやすさや、預金金利の高さが大きなメリットでした。
- イオンにあるイオン銀行ATMは、24時間365日手数料無料で利用可能
- 普通預金金利は、誰でも簡単に到達可能なシルバーステージで、年利0.03%の超高水準
メリットの多いイオン銀行を上手に活用して、上手に貯金していきたいですね。

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