お金の見える化サービス「マネーフォワード ME」を知っていますか?
無料で始められ、銀行、クレジットカード、証券口座、電子マネー、ポイント等、各種金融サービスの口座と連携してお金の流れが見えて家計管理ができる、いわば”神サービス”です。
しかし2022年12月から、無料会員のサービスが変更となりました。
この変更は改悪となるのか?変更後の選択肢はあるか?見ていきます。
「マネーフォワード ME」のサービス内容
初めに、「マネーフォワード ME」のサービス内容を見てみます。
マネーフォワードでは、銀行、クレジットカード、証券口座、電子マネー、ポイント等、各種金融サービスの口座と連携することで、
- マネーフォワード上で、各種金融サービスの口座の残高をまとめて表示
- マネーフォワード上で、各種金融サービスの口座の毎月の利用額を家計簿として保存
これらのサービスが、2022年12月からどのように変わるのでしょうか?
変更内容
無料会員の連携上限数
2022年12月から、無料会員の連携上限数が変更となりました。
連携上限数 (変更前) | 連携上限数 (変更後) | |
無料会員 | 10件まで | 4件まで |
有料会員 | 無制限 | 無制限 |
10件まであれば、例えば「銀行 2件、クレジットカード 2件、証券口座 1件、電子マネー2件、ポイント3件」等、いろいろな組合せで利用できました。
変更後は4件までですので、連携先をかなり絞る必要があり、大きな改悪と言えますね。
変更後の対応
有料会員登録
変更後の対応としては、1つ目は有料会員登録することです。
マネーフォワード MEの有料会員は、
- 月額 500円税込
- 年額 5,300円(月額払いより、700円お得)税込
有料会員であれば、無制限で連携できますので、各種金融サービスの状況が見放題です。
他にも、有料会員限定のサービスとして、
- 過去データが何年分も閲覧可能(無料会員は過去1年まで)
- ボタン1つで、各種金融サービスを一括更新可能(無料会員は金融サービスごとに更新ボタン)
- 資産推移をグラフで確認可能
- クレジットカード利用残高等の負債一覧も閲覧可能
などなど。
有料会員では、自分の金融状況の把握と家計見直しに直結する、”神サービス”が利用し放題です。
有料会員サービスでは、30日間の無料期間があるので、まずは試してみることをおすすめします。
連携先を4件以下に絞る
もう1つの対応は「連携先を4件以下に絞る」ことですね。例えば、
- 銀行…1件に絞る
- クレジットカード…2件に絞る
- 証券口座…証券口座のサイトで確認する(例えば、SBI証券は「My資産」ページで残高推移グラフが見える)
- 電子マネー…1件に絞る(その他は、個別に確認するか、チャージ不要な電子マネーにすれば残高を気にしなくてよい)
- ポイント…個別アプリ等で確認し、少額貯まったらすぐ利用してしまう(残高を気にしなくてよい)
このような感じで、メイン使いの金融サービスのみをマネーフォワードで確認し、その他金融サービスは個別確認するのがよいでしょう。
個別確認が必要となり、マネーフォワードでの一括管理ができないデメリットはありますが、
今回のマネーフォワード改悪をきっかけに、金融サービスのミニマリスト化をするのもいいかもしれませんね。
まとめ
各種金融サービスの口座と連携してお金の流れが見えて家計管理ができる、いわば”神サービス”である「マネーフォワード ME」。2022年12月のサービス変更内容を見てみました。
- 無料会員:連携上限数 10件⇒4件
- 有料会員:変更なし
サービス変更後の対応としては、有料会員登録か、連携先を4件以下に絞る必要があると分かりました。
世間全般でコスト上昇や値上げが相次いでおり、改悪も仕方ないとは思いますが、残念なニュースでした。
いずれにしても「マネーフォワード ME」はメリットが多く、家計管理に必須のサービスであることは変わりありません。
今後も、有料会員登録もしくは連携先を絞って、活用を続けていきたいですね…
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